出版社内容情報
★クリーヴには、従来の犯罪小説に欠けていた力強さが備わっている。
――The Listener誌(ウェリントン)
★クリーヴの筆は妥協を許さず、予測不能でかつ読者を魅了する。実際、私は吐き気を催したが、それほど優れていたということだ。
――ジャック・ヒース(オーストラリア在住の作家)
★クリーヴの編み出した殺人犯には、こちらが不安になるほど魅惑的な何かがある。
――Sunday Telegraph紙(シドニー)
★次代のスティーブン・キング。
――Norddeutscher Rundfunk/オンライン版(ハンブルク)
内容説明
俺のコピーキャットは誰だ。許さん。天使の街クライストチャーチの警察署で掃除夫として働く「のろまのジョー」は、自分の模倣犯を放置できなかった。そう、障碍者を装うジョーの素顔は、クライストチャーチ・カーヴァーと怖れられる、無慈悲なシリアル・キラーなのだ。金魚だけが友達の暮らし、陽光降り注ぐ夢のない街、過干渉の母親、そんな日々の中で膨らむ孤独な妄想。尊大極まる身勝手な意識が生む、自己合理化された正しい完全犯罪。しかし模倣犯探しによって、完璧なシナリオにも亀裂が生じるのだった…。2007年ドイツ・アマゾンのミステリー部門で年間ベストセラー第1位を獲得。現代世界の理由なき殺人を犯人の主観でリアルに描きこむ、ぐいぐい読める傑作ノワール小説。
著者等紹介
クリーヴ,ポール[クリーヴ,ポール][Cleave,Paul]
1974年ニュージーランド第二の都市クライストチャーチ生まれ。高校卒業後地元で就職、25歳で仕事を辞め家も売り執筆に専念。2006年『清掃魔』でデビューし、自国とオーストラリアの話題をさらう。翌年ドイツ語版がドイツでベストセラーとなる
松田和也[マツダカズヤ]
1963年大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。翻訳家。英米書の翻訳は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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